史上最年少でタイトルを獲得した藤井聡太棋聖(17)が18日、将棋日本シリーズJTプロ公式戦の1回戦で菅井竜也八段(28)に勝った。タイトル保持者としての初戦を白星で飾った。
トップ棋士12人が出場する早指しのトーナメント。対局は東京都渋谷区のスタジオで行われた。互いに守りを固める「相穴熊」の戦いになったが、中盤で戦機をとらえた藤井棋聖が103手で押しきった。
藤井棋聖は16日、第91期棋聖戦五番勝負の第4局で渡辺明前棋聖(36)に勝ち、3勝1敗で初タイトルを獲得した。
18日は先輩の菅井八段が相手だったが、棋士としての序列が上がったため上座に座った。駒を並べて対局の準備を進めるのは上位の棋士がリードして行うため、対局後の記者会見で藤井棋聖は「(対局前に)駒箱を開ける時は緊張感があった」と振り返った。白星という結果について、「いいスタートが切れた。これからも頑張りたい」と話した。2回戦では豊島将之名人・竜王(30)と対戦する。
藤井棋聖は19日が18歳の誕…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル